Arrma Outcast 4S[レビュー]

Arrma Outcast 4S 1/10のレビューです。

インプレッション

スペック 

ARRMA OUTCAST 4S 1/10 SPECS
Length: 487mm
Width: 407mm
Height: 214mm
Wheelbase: 287mm
Weight: 3.75kg
Clearance: 64mm
参考価格※: $399.99

※記事執筆時の海外サイトでの参考価格。価格には為替手数料、送料、税金は含まれていません。

デザイン

この短いホイールベース!

古き良きアメリカントラックを思わせるクラシックな外観は、業界の覇者Traxxas(CGグラフィック)には無い独特のデザインセンス!正直なところ初めはこの野暮ったさが嫌で見向きもしなかったマシンだが、実物は彫りの深いサイドビューやゴツいタイヤと相まってなかなか格好良い!ヘッドライトの困っているような顔の×シールも何故か許せてしまう。

メカニズム

小さなシャシーに猛烈なパワー

3SモデルのGranite(グラニー)と同じシャシーに、4S対応ESCと2400KVのブラシレスモーターを搭載、長く大きなサスペンションアームと「バックフリップタイヤ」と呼ぶ高グリップの大きなタイヤを装備しています。ホイールベースはGraniteと同じなのにタイヤサイズとトレッドが拡大されているので全体のフォルムはとても短くコミカルに見えます。この比率が「スタントトラック」と位置付けられた同モデルの特性を表しており、4Sブラシレスのパワーと相まってアクションに強い高い運動性能をもたらせています。

緻密な設計で高品質

あと初めてArrma製品を買いましたが作りが丁寧!とても合理的な設計で整備しやすそう。

バッテリーケースは軟質な素材で割れにくい。
破損の場合の交換もかんたんな構造ですね。
プラグはEC5×2。2Sリポ×2本、4Sリポ×1本、3Sリポ×1本いづれにも対応の良心設計!
バッテリーの固定はマジックテープで。2Sリポ×2本の場合は少しだけコツがいるかな。
シャシーに対して大きく立派なショック!!!流石にアルミ製ではありませんが。
ボディの裏側。磨耗しやすそうな部分にシール貼り。この辺りも親切!
ボディマウントもフレキシブル。いや〜感心。

スピード感

想像以上にパンチありました!いきなりフルスロットルにすると後転します(バックフリップして綺麗に着地させるにはわずかなブレーキコントロールが必要)。芝生でも砂地でももちろんアスファルトでもかっ飛びます。

ハンドリング

こちらもシャープです。切れ角抑えめに設定されていて、大きなタイヤでもある程度狙った通りにトレースできます。プリセットのブレーキは弱め(設定で変更可能)。これはただ走らせるだけでも楽しい!

フリップアクション

Arrma Outcast 4S first bashing
Arrma Outcast 4S test run

これはOutcastの真骨頂!スケールに対して猛烈なトルクと強力なグリップでガンガン回せます。着地姿勢も安定。横転しても独特のディメンション(全長:トレッド≒1:1)でリカバリーする率が高いのでストレスが溜まりません。バンパーがフロントタイヤよりも飛び出ていないので垂直の壁面に押し当ててのバックフリップも楽しめます。

アピールポイント

Arrma自ら「スタントトラック」と名乗っているだけあってとにかくフリップアクションが楽しい!大きなパワーさえ望まなければ上位互換のOutcast 6Sにも全く劣らないマシンで、ブラシレスモンスタートラックに期待される動きを全て叶えてくれます。そして4Sモデルとは言え設計にも手抜きなし!細かなところもユーザー目線で丁寧に作り込まれており期待を裏切りません。これで実売価格$399.99は安い!

まとめ

Arrma Outcast 1/10を走らせてみて分かったことは

[Good]

  • 自由自在のフリップアクション!
  • 手頃な大きさかつ文句なしのハイパワーを楽しめる絶妙なサイズ感。
  • 頑丈、緻密の呼び名がふさわしいArrmaの高品質が味わえる!
  • はっきり言ってバーゲンプライス。他社(Trax○as)はもっと勉強しなさい。

[Hope]

  • デザインは人の好みだが、フロントの×マークの顔は好みが分かれるところ。
  • 別のカラーも出してくれないか?

と言った具合でしょうか。

日本で買おうと思っている方は参考にしてください。

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